物流課題解決事例

長尺物配送の不安を解消

2022/07/20 更新

長尺物配送の不安を解消

配送業者の撤退で販路を失った

電力用配電機材および住宅用電設資材の製造・販売を行う大阪市の会社から相談がありました。
電材店向けの出荷が多く、これまでは路線便を利用していたが、一部商品(4mのVE管)が長尺物であるため、以前から輸送に対する不安を抱いていた。さらに、山陰、岡山県、山口県で急に配送業者が撤退したため、車建てチャーター以外に輸送手段がなくなり、販売休止を余儀なくされている。販売を継続中の広島県についても常に問題があり、今後の輸送継続に不安があるため、解決策を模索している。

共同配送+チャーターで中国3県に輸送

幹線輸送の車両では長尺物の混載が困難なことが理由で、長尺商品の輸送がしにくい状況が続いていました。長尺商品は関連機器とセットになるため、例えば4mのVE管の販売が止まれば、関連する商品も販売できないという深刻な事態です。
そこで、支線配送は日の出運輸グループでの共同配送が可能と判断し、DC型配送(保管型配送)を提案しました。在庫については、1カ月に1回、幹線車両を手配し、輸送コストの削減を図りました。広島・山口の両県への輸送には当社グループの共配網を利用し、共配網で保管・配送できない岡山県への輸送は、支線からチャーター車を週2回出すことで解決する案を提案しました。

安定供給の再開で販路回復

広島・山口・岡山の3県への長尺商品の安定供給が可能になり、以前の顧客も戻ってきたと、大変お喜びいただきました。当社の輸送品質への信頼から、一般貨物等の依頼も増えています。